iPhone水没したら?対処法3つ・水没マークの場所と普通に使える時
目次
「iPhoneを水に落としてしまった」「今は普通に動くけど大丈夫?」。水没した直後は焦りますよね。水没したiPhoneは、最初の数分の対応で、その後直るかどうかが大きく変わります。まずは下の「すぐやること3つ」から確認してください。
この記事では、沖縄県内5店舗のスマホ修理店イケモバが、Appleの公式の案内と修理の現場をもとに、iPhoneが水没した時の対処法とやってはいけないことをまとめました(2026年10月時点)。
監修:イケモバ那覇店 店長 池原兵吾
水没したらすぐやること3つ
結論
①すぐに電源を切る ②ケースを外して水を拭き取る ③充電せずに乾かし、早めに修理店で点検する。この3つです。
STEP 1
すぐに電源を切る
水がついたまま電気が流れると、中の部品がショートして壊れることがあります。画面がついていても、すぐに電源を切ってください。電源が入らない時は、何度もボタンを押して入れ直そうとしないでください。
STEP 2
ケースを外して、水を拭き取る
ケースやカバーを外し、乾いた柔らかい布で表面の水を拭きます。充電口(差し込み口)を下に向けて、手のひらに軽くトントンと当てると、中の水が出てきます。強く振るのはやめましょう。
STEP 3
充電せずに乾かし、修理店で点検する
風通しのよい、乾いた場所に置いて乾かします。完全に乾くまで充電ケーブルは挿さないでください。表面が乾いても中に水が残っていることがあるので、早めに修理店で点検してもらうと安心です。
絶対やってはいけないNG4つ
結論
充電する・ドライヤーで温める・お米に入れる・強く振る。どれも故障を悪化させる原因になります。
| ✕ 充電 | 濡れたまま電気を流すと、ショートして基板(中の電子回路)が壊れることがあります。一番やってはいけないことです。 |
|---|---|
| ✕ ドライヤー | 熱で中の部品やバッテリーを傷めます。Appleも、熱や圧縮空気で乾かさないよう案内しています。 |
| ✕ お米 | 米粒や粉が充電口に入り込みます。Appleも「お米の袋に入れないで」と案内しています(理由は次の見出しで説明します)。 |
| ✕ 振る | 水が本体の奥まで広がってしまいます。充電口を下に向けて、軽くトントンと当てる程度にしましょう。 |
綿棒やティッシュを充電口に差し込んで拭くのも、Appleは避けるよう案内しています。中の端子を傷つけたり、繊維が残ったりするためです。
お米で乾かすのはダメ?
結論
おすすめしません。Appleも公式に「iPhoneをお米の袋に入れないで」と案内しています。米粒が中に入り、かえって故障の原因になるためです。

「お米が水分を吸ってくれる」という話は有名ですが、修理の現場から見ると、お米に入れて状態が悪くなるケースがあります。理由は3つです。
- 米粒や粉が詰まる:お米のかけらやデンプンの粉が、充電口やスピーカーの穴に入り込みます。水と混ざるとベタつき、取り除くのが大変です
- 中の水までは取れない:お米が吸えるのは表面の水分だけです。基板のまわりに入った水は残ります
- 「乾いた」と思ってしまう:表面が乾くと安心して電源を入れたり充電したりしがちです。中に水が残っていると、ここでショートします
「お米で直った」という話もあるのはなぜ?
濡れた量が少なく、もともと中まで水が入っていなかったケースがほとんどです。お米のおかげで直ったのではなく、何もしなくても大丈夫だった可能性が高いと考えられます。
何時間乾かせばいい?
結論
充電口の水なら、Appleの案内では最低30分、長いと最大1日です。中まで水が入った可能性がある時は、乾かすのを待たずに修理店で点検するのが安全です。
Appleの案内では、充電口が濡れた時は、風通しのよい乾いた場所に置いて最低30分待ちます。それでも「液体が検出されました」と出る時は、最大1日ほど乾かします。
ただしこれは、充電口が濡れた程度の場合の目安です。お風呂やトイレ、海に落として本体ごと水に沈んだ時は、中に水が入っている可能性があります。待っている間に中の部品のサビが進むこともあるので、早めに点検を受けましょう。
「液体が検出されました」の表示が消えない時は、iPhone「液体が検出されました」の原因と直し方で詳しく説明しています。
水没マークの確認方法
結論
SIMカードのトレイがある機種は、トレイの穴の中の「水没マーク(液体侵入インジケーター)」が赤くなっていれば、水が入った証拠です。SIMトレイがない機種は、外からは確認できません。

iPhoneには、水に触れると赤く変わる小さなシール(液体侵入インジケーター)が付いています。ふだんは白か銀色で、水に触れると赤くなります。
- SIMトレイがある機種:トレイを抜いて、穴の奥をライトで照らすと見えます。赤ければ、水が入っています
- SIMトレイがない機種:iPhone 17シリーズの日本版はeSIM専用で、SIMトレイがありません。外から水没マークを見ることはできないので、気になる時は修理店で確認してもらいましょう
機種ごとの水没マークの場所(日本で売られている機種)
| SIMトレイがある機種 (iPhone 16・15・14・13など) |
SIMトレイを抜いた差し込み口の奥。ライトで照らすと見えます |
|---|---|
| eSIM専用の機種 (iPhone 17シリーズの日本版など) |
外からは見えません。修理店で本体を開けて確認します |
水没マークが見えない時は?
SIMトレイの差し込み口は奥が深く、明るい場所でもよく見えないことがあります。スマホのライトを斜めから当てると見やすくなります。それでも見えない時や、eSIM専用の機種で確かめたい時は、修理店で点検してもらいましょう。
水没マークが赤くなっていなくても、充電口のまわりなどに水が入っていることはあります。「赤くないから大丈夫」とは言い切れません。
普通に使えても大丈夫?
結論
今は普通に使えても、数日〜数週間たってから急に壊れることがあります。中に入った水で部品がサビていくためです。
水没した直後は問題なく動いても、中に残った水が基板の部品をゆっくりサビさせていきます。そのため、次のような症状が後から出てくることがあります。
- 急に電源が落ちる、電源が入らなくなる
- 充電ができなくなる
- 画面に線が出る、タッチが効かなくなる
- カメラが曇る、スピーカーの音がこもる
写真や連絡先などのデータは、動いているうちにバックアップを取っておきましょう。壊れてからではデータを取り出せないことがあります。
iPhoneの防水性能は?
結論
iPhone 12以降は「IP68」で、水深6mに最大30分まで耐えられる性能です。ただし完全防水ではなく、水濡れによる故障はAppleの保証の対象外です。
| iPhone 12以降 (SE 第3世代を除く) |
IP68・水深6mで最大30分 |
|---|---|
| iPhone 11 Pro・11 Pro Max | IP68・水深4mで最大30分 |
| iPhone 11・XS・XS Max | IP68・水深2mで最大30分 |
| iPhone SE(第2・第3世代) XR・X・8・7 |
IP67・水深1mで最大30分 |
この性能は、決められた条件の真水で試験した結果です。防水のパッキンは使ううちに弱くなり、落とした時の衝撃でも傷みます。お湯や石けん、海水などは真水より中に入り込みやすいので、「防水だから大丈夫」と思わずに、水没したら同じように対処してください。
海水・お風呂・トイレの違い
結論
一番危ないのは海水です。塩分で中の部品がサビやすく、時間との勝負になります。
| 海水 | 塩分が残り、真水より早く部品がサビます。乾いて動いても、後から壊れやすいです。 |
|---|---|
| お風呂 | お湯の湯気や入浴剤、石けんで、真水より中に入り込みやすくなります。 |
| トイレ | 汚れた水が中に入ります。乾いても汚れが残るので、早めの点検が必要です。 |
| 雨・水たまり | 濡れた量が少なければ、拭いて乾かせば問題ないことも多いです。 |
沖縄の修理店から
沖縄のイケモバに持ち込まれる水没は、海水が圧倒的に多いです。きれいな海で写真を撮ろうとして落としてしまう人がたくさんいます。海水は時間との勝負で、早く持ち込むほど直る可能性が上がります。
海に落とした時の対処法は、iPhoneを海に落とした・海水の水没の対処で詳しく説明しています。
修理店に持っていく目安
結論
本体ごと水に沈んだ時、海水やお風呂で濡れた時、何か1つでもおかしい症状がある時は、早めに修理店へ持っていきましょう。
| すぐ持っていく | 電源が入らない/画面がおかしい/充電できない/海水・お風呂・トイレに落とした |
|---|---|
| 早めに点検 | 本体ごと水に沈んだが、今は普通に使える |
| 様子を見てよい | 雨や水しぶきが少しかかった程度で、拭いた後も問題がない |
修理店では、本体を開けて中の水分やサビを取り除く「水没復旧」を行います。データをそのままにして直せる場合もあります。Appleでは初期化(データの消去)を求められることが多いので、データを残したい人は、先に修理店へ相談するのがおすすめです。
よくある質問
Q. iPhoneはどこまで濡れても大丈夫?
A. iPhone 12以降は水深6mに最大30分まで耐えられる性能(IP68)があります。ただし真水での試験の結果で、お湯や海水、落とした後の本体では性能が落ちています。完全防水ではないので、水に落としたら対処が必要です。
Q. 水没したiPhoneは復活できますか?
A. 復活できる場合も多いです。電源をすぐ切り、充電せず、早めに修理店で中の水分やサビを取り除けば、直る可能性は高くなります。時間がたつほどサビが進み、直りにくくなります。
Q. 水没したiPhoneを充電してもいいですか?
A. 完全に乾くまで充電しないでください。濡れたまま電気を流すとショートして、基板が壊れることがあります。
Q. 何時間乾かせばいいですか?
A. 充電口が濡れた程度なら、Appleの案内では最低30分、長いと最大1日です。本体ごと水に沈んだ時は、乾かすのを待たずに点検を受けるのが安全です。
Q. 水没したけど普通に使えます。大丈夫ですか?
A. 今は使えても、中に残った水で部品がサビて、後から壊れることがあります。データのバックアップを取り、早めに点検を受けましょう。
Q. iPhone 17の水没マークはどこにありますか?
A. iPhone 17シリーズの日本版はeSIM専用でSIMトレイがないため、水没マークを外から見ることはできません。水が入ったか確かめたい時は、修理店で本体を開けて確認してもらいましょう。
Q. 水没はAppleの保証で直せますか?
A. 水濡れによる故障は、Appleの通常の保証の対象外です。AppleCare+に入っている場合は、サービス料を払って修理や交換を受けられます。
水没の相談はイケモバへ
イケモバは、那覇・浦添・沖縄市・宮古島・石垣の5店舗で、iPhoneの水没復旧をしています。相談は無料で、直らなかった場合の修理代はいただきません。